Engineer in Tokyo

App EngineのMaster-Slaveデータストアを廃止する件

App Engineの一部のユーザーに最近は以下のようなメールが何件届いていると思います。こういうようなメールは英語で書かれいて、「英語を読むの面倒くせぇー、スルーしよう」ってメールを消す方が多いんじゃないかなと思うんだが、実は重要なお知らせです。

Master-Slave Datastore Email

このお知らせは、 「Master-Slave Datastoreが廃止され、High Replication Datastoreに移行しなければ、あなたのアプリは7月6日(月)に無効になるよ」 というお知らせ。(正確に言えば、6日PSTなので、日本からいうと7日の朝頃)

背景

App Engineが最初にリリースされた時(2008年頃の夏頃)に、データストアというデータベースシステムが組んでいて、同期マスタースレーブレプリケーションをするデータベースでした。これはいわゆる Master-Slave Datastore. リリースした約2年半後(2011年1月頃)、High Replication Datastoreという次世代データストアをリリースした。このデータストアは Master-Slaveの動きの異なっていて、自動的にマイクレーションするのが困難。だけど、Googleがマイグレーションツールを提供して、開発者が自前でマイグレーションできるようにした。「Master-Slaveが廃止されます。High Replicationに移行してください」とドキュメントや、App Engineの管理画面に3年間の廃止期間に表示された。

それじゃ、わからないよ!ってユーザーがたくさんいるだろうし、せっかくに作っていて、ずっと動いていたアプリが動かなくなるのがよくないから、この記事を書いた。

どうすればいいのじゃ

まずは、 ドキュメント を詳しく読むのがいいと思います。英語だけど、一番詳しく書いているのがこれなので、読むべし。

次は Master-Slave から High Replication Datastore のマイグレーションを行う必要がある。 マイグレーションツールのドキュメントを見れば、やり方がわかると思います。日本語がいいという方は Google先生に聞けば、やり方が書いている記事がたくさん出てくると思います。

移行しなかったらどうなる?

移行は6日まで無理と言う方は、一旦ご安心ください。6日にアプリが無効になるんですが、再有効化できるようになっている。そして、13日、20日、27日にまだ無効になるけど、再有効化することができる。8月3日にはアプリがまた無効になるが、再有効化ができなくなります。その後、そのアプリは動かないけど、10日までデータのマイグレーションはできます。

つもり、頑張って毎週に有効化すれば最悪の場合8月3日までにマイグレーションすれば、スムーズに移行できる。廃止にスケジュールはドキュメントの「Shutdown timetable」のところに書いている。

もし、質問があったら、@IanMLewisに連絡してください

Update: FAQも作ってみたので、ご参考にしてください。